同窓会 SN
第122章 煌めき1 翔
「・・・・・・」
和也は 文字通り固まっちゃってるけど
そんなことにはお構いなしに続けるからな
「まぁ、“結婚”って言っても、残念なことに 時代はまだ俺達について来てないけどな。でも、法律改正待ってたら二人とも おっさんじゃなくジジイになっちゃいそうだから・・・まずは事実婚ってことで・・・いいかな?」
「・・・・・・」
「オイ、頼むよ。これでフラれたら、恥ずかしくて 俺明日から外を歩けないだろ。
日本人なんだから“いいかな?”って聞かれたら、何て返事するのかわかってんだろ?」
「・・・もしかして“いいとも”って言うとこなのかな・・・」
「言うとこだよ、てか言えや!」
「ふふ・・っ・・・いいとも・・・」
幸せそうな笑顔を見せてくれる和也
その瞳にきらりと光るものがあって、俺の目の前もじわっとぼやけた