同窓会 SN
第123章 煌めき2 翔
2-2
俺の上に跨ったまま 俺のネクタイを解きにかかる手
俺も自分のワイシャツのボタンを次々と外していく
乱暴に前を開けると すぐさま和也が俺の首筋から胸へと唇を滑らせる
それだけで眩暈がするほど気持ちよく、息が荒くなる
「かずなり・・・」
ここに居る?
ホントにここに居るよな?
触れたら消えてしまう いつもの幻覚じゃないよな?
もしも今度も夢や幻だったら 俺はもう立ち直れない程打ちのめされそうで
そう思うと、怖くて この腕を伸ばせない
「かずなり・・・」
「しょう・・・」
柔らかな声に、やっとお前の肌に触れる勇気を出せた