同窓会 SN
第123章 煌めき2 翔
でも、そんな俺を 少し哀しげに和也が見つめる
「翔・・・やっぱり俺の事怒ってる・・・?」
違うって!
いや、そりゃちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
怒ってる、というか 消化出来てない気持ちが 無きにしも非ずだけど
その行動の原因が俺にあったことも 今ではマジで理解できてるんだ
だから違うんだよ
これは俺がビビリでヘタレなせいであって
断じてお前のせいなんかじゃないんだ!
「翔・・・俺、もう絶対に翔から離れないから・・・ホントに・・」
震える声で囁く和也
これ以上「ごめん」と謝る声を聞きたくなくて その唇をそっと塞いだ