同窓会 SN
第127章 記念日2 翔
そして 幸いにも、と言うべきか
その後 何という事もないまま 6月16日になった
パーティーは夕方18時から
それぞれの仕事があるため
新横浜の駅で待ち合わせることにした
和也は川崎での仕事を終えてから 電車を乗り継いで来ると言っていたので
俺はここまで社用車で送ってもらい 駅前で和也を拾う手筈にしてある
あれから ショーパブの件については
どちらも口にしないままだけど 大丈夫だよな
あの後また 2~3回行ったんだけど、万が一にもバレてなんかないよな
隠し事は心苦しいけど こればかりは打ち明けるわけにはいかない
後部座席に並んで座りながら、
俺は 当たり障りないことを話し続ける
そうこうするうちに
車は堤コーポレーションの横浜支社へ到着した