同窓会 SN
第129章 記念日4 翔
4-2
本物の披露宴のように派手にするつもりは無いけど
入場の時くらい「結婚行進曲」をかけようと決めていた
この機会を逃したら、自分の為にこの曲を聴くことなんて
二度と無いだろうからな
タタタターン~♪
お馴染の、メンデルスゾーンの結婚行進曲が流れたのを合図に
係の人が扉を開けてくれる
その奥は ガーデンレストランになっていて
柔らかな日差しの下 20名余りの人達が見渡せる
俺達の家族、親しい友人、
それから社員や お世話になった面々
みんな俺達を祝福するために 今日この場に来てくれた人達だ