同窓会 SN
第130章 記念日5 和也
大袈裟なものじゃないけど
一応 ひな壇らしく設えてもらった席で
みんなの方を向いて座ってるわけだから
あまり目立った変な行動はしちゃいけない、と思ったらしく
翔もそれ以上ツッコんで来なかったけど
俺は相変わらずふわふわして 何だか実感が無いままだ
このパーティーは 特に余興なんかはしないみたいで
名古屋からわざわざ来てくれた社長に
乾杯の音頭をとってもらった後は
全員が 簡単な自己紹介をしたぐらい
食事をしながら あちこちで談笑してる和やかな雰囲気の中、
開始からもうすぐ1時間になろうという頃
翔がちらちら腕時計を見ては
困った顔をしてるのに気が付いた
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