同窓会 SN
第131章 記念日6 翔
そうして、曲の最後には
永遠の愛を誓って 和也に向けて愛の矢を放ったんだけど
俺の放った矢は 和也の胸にまっすぐ刺さったかな
もしかしたら、こんなバカな俺を呆れた目で見てるんじゃないかな
という若干の不安は
和也の笑顔と その瞳にきらりと光る真珠のような涙に
即座にかき消され ホッと胸を撫で下ろすことが出来た
勿論 仕事の方も疎かには出来ない為
食事する間も惜しんで ホテルの人と披露宴の打ち合わせをし、
睡眠時間を削ってまで練習した歌とダンス
ここ数日はホントに疲れたけど その苦労が一気に報われた瞬間だった