テキストサイズ

同窓会 SN

第134章 来来来世2 翔



あの頃も、予鈴が鳴って 正門が閉められた後、
遅刻ギリギリの連中は こっそりこっちに回って来るのが常


俺達の教室が 通用門に近い校舎だったコトもあって
雅紀も よくここを乗り越えて 教室に滑り込んで来てた

俺達は それを窓から見ては 

「いいぞー、雅紀―!」
「カッコいい!」
「急げー!」

と、やんややんやの大喝采を送ってたんだけど
勿論 雅紀にとっては大迷惑で、
いつも唇に指を当てて

「シーッ!!!」

と焦ってたのを思い出すと 今も 懐かしく、可笑しい



ストーリーメニュー

TOPTOPへ