無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

その後　たはっと笑って　芝生を弄り出す


「だけど、お前それオリジナルとは言えないだろ。どう見てもパクリだよ」


口調は憎らしいけど　照れ隠しで言ってるだけなのがモロバレで
可愛いじゃねーか！


「翔は　意外とロマンチストだよなー」
「意外と、って何だ。俺はバリバリ、根っからのロマンチストだぞ」

「ふふ、そうかも。だけど　昔は　無駄な事が嫌いな　バリバリのリアリストかと思ってたんだよなぁ」
「それは仕事や授業中の、いわばONモードの俺。プライベートでは妄想家だし　
生きていくのに必要のない形式美も様式美も大好きだもんね～」

「あー・・・確かに。形に拘るとこあるかも」
「だろ？」