同窓会 SN
第16章 プレゼント2 翔
肘を付いて顔を覗き込むと 和也も俺を見てニコッと笑う。
くー、いつもながら可愛い奴。
口づける俺の首の後ろに両手を廻し、和也も積極的に応えてくれる。
・・・けど。
やっぱり集中できない。
せっかくのお楽しみタイムを、つまんない疑心暗鬼で台無しにしたくないからな
嫉妬深い奴と思われてもいい。
俺は聞くぞ、聞いてやる (と、勢いを付けなければ聞けないんだけど)
「なぁ・・・やっぱり聞くけど…」
「何?」
「もしかして、真希ちゃんに・・・告られたりした?」
「また?心配性だな~。全くそんなことありません。真希ちゃん好きな奴いるみたいだし」
「ホント?・・・それならいいんだけど・・・」
「お前、いちいち気にしすぎなんだよ。大体 俺がそんなにモテるわけないじゃん」
「そうかな・・・」