
同窓会 SN
第25章 新しい季節5 和也
驚きから立ち直ると、怒りと恐怖が湧いて来た
その目を見ると、“狂気じみた”なんて言ったら言い過ぎだろうけど
冷静な中に 普通じゃない光が宿ってる気がする
「二宮さん、やっと二人きりになれたんじゃないですか、もう素直になっていいですよ?」
「え・・・?」
「二宮さんも俺の事好きでしょう?」
「な、何・・・いってんの?」
大人しくて従順だった後輩の裏の一面
弟みたいだなんて可愛がってた自分をバカ、って殴りつけたくなった
いや、とりあえずこの状況をどうしよう?
力でも敵わない
俺の言葉も届きそうにない
それに コイツの目、完全にイッちゃってるみたいに見えるんだけど
どうすれば いいんだろう・・・
ちょっと待って・・・、これはマジでヤバいぞ
