同窓会 SN
第25章 新しい季節5 和也
驚きから立ち直ると、怒りと恐怖が湧いて来た
その目を見ると、“狂気じみた”なんて言ったら言い過ぎだろうけど
冷静な中に 普通じゃない光が宿ってる気がする
「二宮さん、やっと二人きりになれたんじゃないですか、もう素直になっていいですよ?」
「え・・・?」
「二宮さんも俺の事好きでしょう?」
「な、何・・・いってんの?」
大人しくて従順だった後輩の裏の一面
弟みたいだなんて可愛がってた自分をバカ、って殴りつけたくなった
いや、とりあえずこの状況をどうしよう?
力でも敵わない
俺の言葉も届きそうにない
それに コイツの目、完全にイッちゃってるみたいに見えるんだけど
どうすれば いいんだろう・・・
ちょっと待って・・・、これはマジでヤバいぞ
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える