
同窓会 SN
第26章 新しい季節6 翔
ボソッと呟かれる言葉
それがどんなに俺を喜ばせるか・・・
「和也。俺、は・・・いつもお前を抱くところを想像しながら、見てた」
「・・・・・・」
「もしかして引いた?」
「・・・そんなこと無いけど・・・でも、お前 今まで たくさん・・・」
「お前だけだよ!俺が本気で好きになったのはお前だけだ。今までの奴らとは全然逢う。勿論、ここでこんなことするのも初めてだ、嘘じゃないよ、嘘じゃない」
和也に誤解されたくなくて、俺は必死に言い募った。
確かに 今まで数え切れないほどの男や女を抱いてきたけど、それは快楽だけを求めてた過去のことで、今も、これからも和也以外の奴を抱くなんて考えられない。
自分の歩いて来た軌跡を後悔したくはないけど
和也に誤解されるのは苦しい
過去にしでかしたことは消せなくても、俺の気持ちだけはわかってもらいたいんだ
