同窓会 SN
第27章 新しい季節7 和也
「ちょうど昨日買い物行ったばかりだし、ほら、この前 ホテルニューオータニの缶詰セットもお取り寄せしたんだ、これすごく美味いから食ってみな?」
湯煎にかけるかレンジで温めるか、のものばかりだけど、翔の好きなものはどれもホントに美味い。
なんて言ったって「食」が趣味の奴だから美味いものには金を出し惜しみしないし、日本全国、いや時には海外からも情報を集めたりしてるみたいだからな。
「クラムチャウダー、絶品だろ?」
「うん、こっちのフカヒレスープも美味いな~」
「これ、牛100%のハンバーグ。なんと俺が作ったんだぞ」
「え?マジで?」
「うん、解凍したのをフライパンで焼いた」
「・・・だろうな。でもホント美味い。お前の焼き方もいいな~、外はカリッとしてて中はふんわり。すごいじゃん。」