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同窓会 SN

第28章 独占欲1 和也



「お前も自分のこと好きなはずだ、と思ってるみたいだぜ?」
「え?ジョーダンだろ?」

「バカ、本気だから性質が悪いんだ。ストーカーっていうのは大体そういうもんだって聞いたことないか?」
「あるけど・・・。でも、本郷君、あの前まではホントに普通だったし、俺だって気のある素振りなんてしてないと思うけど。あ、そうだ、彼女だっているって言ってたし・・・」

「ほら、あんなことされたのに“本郷君”なんて言い方して・・・。お前、弟みたいって随分可愛がってたんじゃないのか?少なくとも俺にはそんな風に見えたぞ」
「そりゃ、比較的優しくはしてたけど それは単にまだ新人で慣れないからであって 一人だけ特別扱いはしてないよ。」

「とにかく向こうは本気でそう思ってるんだ。もし連絡取ってくるようなことがあっても無視しろよ、帰り道も十分気を付けるんだぞ?」
「うん、わかってる」


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