同窓会 SN
第29章 独占欲2 翔
なんでも、コイツのことを好きだと言ってくる女の子達には何も感じず、他にずっと前から片思いの好きな人がいるらしい。
でも、俺の知らない誰かの話じゃ的確なアドバイスも出せるはずもなく、また一般的なことしか言えない。
「諦められない、でも告白もできない、って・・・お前、それじゃ、どうしようもないよ?」
「はい、・・・そうですよね。わかってるんですけど」
お坊ちゃんらしく 性格は素直だし、なかなかのイケメンだからモテるだろうに。
それでも受け入れてもらえないと思うと 怖くて告白できないと言う。
「どうして、ダメだと思うわけ?彼氏のいる子なの?」
「そこはよくわからないんですけど・・・、その人7歳も年上なんで 俺みたいなガキはまず、全然恋愛対象と思ってもらってないと思うんです」
「7歳?そりゃまた結構離れてるな~・・・じゃあやっぱりダメもとでもまずは告白して、男として意識してもらったほうがいいんじゃないの?」
「そう思いますか?」