同窓会 SN
第30章 独占欲3 和也
内心ちょっとぎくりとする。
一緒のとこ見た、って、どこでだろう・・・。
休みの日とかでも 外では一応用心してるから、必要以上に親しげな雰囲気は出してないつもりだけど
「あ、そうなんだ。どこで見かけたの?」
「先週のお昼頃、会社の近くで…。」
先週か・・・、先週は多分2回ぐらい翔と昼飯食べた気がする。
でも1回はあおいさんも一緒だったよな、もう1回は二人だったけど、昼休みなら普通の友人として接してたはずだ。
瞬時に記憶を辿り、それなら大丈夫、と胸をなでおろす。
「先生、ってことは翔の教え子なの?あ、そういえば家庭教師の教え子、って...もしかしてこの前の電話の・・・。」
「この前の夜、電話した時も一緒だったんですか。やっぱり・・・」