同窓会 SN
第30章 独占欲3 和也
え、「やっぱり」ってなんだよ。
「やっぱり」何なんだよ。
なんとなくイラつく
何故だろう、俺、いつもはこんなふうじゃないのに。
・・・気圧されるようにその顔を見てわかった
きっとそれは コイツが挑むような目をしてるからだ
翔が好きだ、お前には負けない、って目をしてるからだ
俺から何か言うべきか、それともコイツに話させて色々聞き出したほうがいいのか、と迷っていたら、ソイツは俺に真っ直ぐ向いてこう言った。
「俺、翔先生が好きです。もし先生が今あなたと付き合っているとしても 絶対に諦めません。そして、先生の誕生日には また 前みたいに俺と二人きりで過ごしてもらいます。」