
同窓会 SN
第3章 10年ぶりのアイツ2 和也
2-3
「ん・・っ・・・んぅ・・」
「・・・っは・・・、あぁ・・・イイ・・・」
翔が俺の身体を愛撫し、貫いている。
もうどうにでもなれ、と、自棄になった
カラダの代償に金を要求するなんて、最低だ
そりゃぁ、今の俺には金が必要だけど
そんな人間だと思われたら 軽蔑されることはわかり切ってたのに
それに、俺なんかにホントに金を払うワケ無いとも思ってたのに
「バカじゃねぇの?金払ってまで お前なんか抱くワケないだろ」
そう吐き捨てられると思った
「好きだなんて言葉、本気にするなよ」
そう嘲笑されると思った
それでも、金を払えなんて言ったのは
いっそ、汚いものでも見るような目で軽蔑された方が、
諦めがついて 楽になるかとも思ったからかも知れない
