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同窓会 SN

第33章 独占欲6 翔


6-2

マンションから歩いて10分ほどの喫茶店。

健永と差し向かいでコーヒーを啜る俺。
健永は手をつけようともしないで、さっきから黙ったままだ。


「話がないなら帰るけど...」

そう言うとようやく重い口を開いた。

「スミマセン、俺...。」
「何に対して謝ってるんだ?」

「スミマセン...」


泣きそうな表情。

わかってる、悪い奴じゃない。
ただ世間知らず、って言うかストレートすぎるとこがある、って言うか...。


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