同窓会 SN
第35章 秘密1 翔
そんな風に話してる二人を横目に 俺は社長を探し、
「ちょっと挨拶してくるから」
と和也に合図した。
「あ、俺は行かなくていいの?」
「お前はいいよ、すぐ来るからちょっと待ってて」
あの時の俺の入院騒ぎが 社長の耳にも届いたのかどうかはわからないが、あれからしつこく連絡が来ることはなかったし、結局 あの仕事は横浜支社との間でまとまったものだから 本社との付き合いも無い訳だが。
一応知ってる人だし、横浜支社枠からとは言え 今日のパーティーにも呼ばれてる以上 知らん顔は出来ない
正し、和也を引き合わせるのは御免だ。