
同窓会 SN
第38章 秘密4 和也
けど、俺の欲しいキスじゃない。
俺の欲しい愛撫でもない。
俺がこの人に抱かれて、仕事をもらうなんて
ホントに翔がそれを望むのなら、俺に言ってくれればよかったのに・・・。
俺、いつも翔の役に立ちたい、と思ってるんだぜ?
出来ることなら何でもしたいと思ってるんだぜ?
だけど、やっぱり全然その気になれない
・・・翔の期待通りに この人を悦ばせることなんて出来そうにない。
ごめん、俺のせいで商談がダメになったらどうしよう…
黙り込んだ俺に、堤さんが声をかける。
「・・・どうしたの?気持ちよくない?」
「スミマセン・・・。俺、やっぱり・・・」
