同窓会 SN
第4章 10年ぶりのアイツ3 翔
和也の右頬に左手を当てて俺のほうに向け、口づける
その手をシャツの襟元から胸へと滑らせて 突起を探ると
すぐに身体がびくんと反応して 口付けたまま吐息を漏らす。
相変わらず敏感な奴。
でも、ゲーム機が何だか哀しげな音を立てた途端、口付けを振りほどき、その画面を見つめた後に俺の事を睨んできた。
ん?俺、なんかしたか?
「お~い、せっかくここまでレベル上げたのに、死んじゃったじゃないか。お前のせいだ。いいとこで邪魔するから…」
「そっちが“いいとこ”で、俺が“邪魔”か?ひでぇな…」
あまりの言われ様に 苦笑するしかない。