テキストサイズ

同窓会 SN

第4章 10年ぶりのアイツ3 翔



「ふふ・・・ま、いいか。それでさ、これだけど、このアイテムを装着してからの主人公の素早さ、もっとあげたほうがいいよ。そうするとここのステージで出てくる敵キャラとの闘い方の幅が広がると思うんだ。それからこっちの地下迷路は・・・」
「わかった。わかったから、それはまたメールで送っといてくれよ」

「ん、了解…」

実は和也が今していたのは ウチで開発中のゲームのデモ版で、ゲーム好きのこいつはモニターとして様々な意見を出してくれている。

本来の仕事とは関係ない余分な仕事だから 別に報酬を払うと言ってるのに、
「好きでやってるだけだから」とそれを受け取ろうとしない、ホント欲の無い奴だ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ