同窓会 SN
第45章 危険な選択1 和也
「分かりました、では後で伺います」
こういう人は どうせ高級ホテルや会員制バーしか
行かないんだろうな
金持ちの行くところなんてそんなとこばかり、
いちいち過敏になるのも自惚れてるみたいだし
気にしないでおこう、と決める
仕事にキリを付けてペニンシュラへ
バーは最上階だ
自前で来る事なんてなさそうな 超高級な雰囲気
金曜の夜だけに 結構席も埋まってる
案内される時に、キョロキョロしないように気を付けながら
堤さんの待つテーブルへと歩く
窓際の椅子に座った堤さんは わざわざ立って俺を出迎え、
にっこりほほ笑んでくれた
「お疲れ様。お呼び立てしてすみません。お腹もすいてるでしょう?摘める物も注文してありますから まずは一杯・・・」
「あ・・・ハイ、ありがとうございます・・・」