同窓会 SN
第46章 危険な選択2 翔
「違うところ?他に名前が上がっていた人のことですか?」
「いえ、その人は直接クラブとは関係ありません。ただ自分の大切な人やその家族を守るためにお金を出すという奇特な人がいたんですよ、その人にとっては300万は大金だと思うんですけどねぇ・・・、それほどまでに愛されてる人は幸せですよね」
ナンカ引っかかる言い方だ。
・・・まさか?
「おいっ、アンタまさか和也に・・・!」
「さぁ・・・それは私の口からはなんとも。
気になるのなら 本人に聞いてみたらいかがですか?でも、二宮さんのことだから 正直に言うかどうかはわからないですけどね。
それより、彼の本当の気持ちを知りたかったら
私の言うとおりにした方がいいですよ。
明日19時半にペニンシュラに来てください。デラックススイートをとっておきますので フロントを通さず、部屋まで直接上がってきてくださればいいですから」