
同窓会 SN
第46章 危険な選択2 翔
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なのに。
来てしまった。
会食をキャンセルしてまで。
そして 堤さんの口車に乗せられてこんなところで
和也が来るのを待ち伏せする羽目に・・・。
いや、正確に言えば
和也が来ないのをこの目で確かめるために、だ。
堤さんは俺のためだといえば必ず来る、と言う。
だけど俺は 来る筈無いと言った。
いくら俺のためでも 他の男に抱かれたりして欲しくない。ソレは前回の時にもはっきり言った。
俺はどんなことでも隠し事はいやだと。
和也も約束してくれた、俺には何でも話すと。
それなのに、俺に話せないようなことを 和也がするはず無い。
そう言うと、それを自分の目で確かめろと言われた。
そうしなければ 結局疑いを持った目で見てしまうのでは?・・・と。
