
同窓会 SN
第47章 危険な選択3 和也
本当に・・・翔を騙したり隠し事したりのまま
知らん顔するつもりなんか無かった
全部正直に打ち明けるつもりでいた
この事だけは信じてもらいたい、と 黙って深く頷く
けど、もうだめだ。
堪えようとしても じわっと涙が溢れて視界が歪む
「全部言うつもりでいたよ。勿論そんなことした俺を翔が許してくれるなんてムシのいいことは思ってない。ただ、嘘も隠し事もしない、って約束したから、・・・ちゃんと全部打ち明けて・・・その後は・・・」
「別れるつもり・・・だった?」
こんなふうに泣いたら 泣き落としみたいだ
そんなの嫌なのに・・・涙が溢れて頬を伝う。
もう、顔がぐしゃぐしゃになってる俺は
どんどん下を向いていくばかりで・・・。
