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同窓会 SN

第50章 大阪2 翔



最後まで無言で聞いてくれた社長は 俺の身体をそっと包み込んでそのまま背中をさすってくれる。
それがすごく気持ちよくて安心できて・・・俺は目を閉じて身体を預けてしまった。

その時はそんなつもりなかったんだけど、きっと社長にとってそれは「抱いてください」って意思表示に思えたんだろうな。


うん、社長がバイだっていうのは聞いたことあったんだよ。
今の奥さんとは再婚で 子供もいるけど、今も男とも女とも付き合ってる、とか・・・

本人に聞いたわけじゃないけど 多分本当なんだろうなとも思ってた。

でも普段から俺に対してはそんな素振り微塵も見せたことなかったから、
俺なんかはガキ過ぎて 完全に対象外なんだろうな、って

俺の方はこれっぽっちも警戒してなくて・・・


だから、そのままソファーに押し倒されてキスされた時は 
マジ、「びっくりした」なんてもんじゃなかったよ。


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