
同窓会 SN
第52章 大阪4 翔
頭を抱える俺に ちょっと真面目な顔になった社長が謝ってきた
「お前、初めてだったんだよな。悪かったな・・・。お前が凭れて来た時、そういう意味なのか、と思って。なんか、こう・・・支えてやりたい、というか包み込んでやりたい、と思ったら。すまん、俺も結構酔ってたからなぁ」
俺、確かに抵抗したよな?
酔ってたら 合意じゃなくてもヤレルのか、と思ったら怖くなったけど、
あぁ、きっかけは俺が作ってしまったのか、
昨日は確かに スキを見せたと言われれば 否定できないなぁ・・・
なんて素直に反省もしたりして。
どうせこの先も和也とどうこうなれるはずもないんだから ハジメテに拘わる理由もないか、
俺って貞操観念や道徳観念みたいなの 人より薄いのかな
・・・なんて ぼんやりと考えるうちに、こんなこと大したことでもないような気もしてきた。
