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同窓会 SN

第52章 大阪4 翔


4-4

「いえ・・・あの。なんでもないんです・・・。なんでもない・・はずなのに・・・」


不思議な人だ。
言うまい、と思っていたはずなのに、一旦口を開いたら、もう全てを打ち明けたくなっている。
やっぱり俺は 誰かに、というより 社長に話を聴いてもらいたくてここまで来たのかな



「・・・・・・それで、アイツが女の子と・・・なんて、考えただけで頭がおかしくなりそうで・・・」

「そいつを抱きたいんだな・・・」
「そ・・うかも しれないです。昔から なんとなく・・・想像だけなら何度も。だけど実際にそんなこと出来るはずもないし、卒業する時だって気持ちを打ち明けることすら出来なくて」

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