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同窓会 SN

第52章 大阪4 翔



「なぁ、翔。お前、幻想を抱きすぎてやしないか?理想化してるっていうのかな。高校生なら、まだ線の細い奴はホントに中性的な魅力を持ってたかもしれない。でも今、実際に会って話をしてみたら 自分の想いがそれほどでもないことに気づくかもしれないぞ。もうそいつもハタチだろう、ずいぶん男くさくなってるはずだしな」
「そう・・・ですかね・・・わからないです・・・けど」

「女を抱いてみるのもいいもんだぞ。お前、まだ未経験だろう?」
「・・・とてもそんな気になれなくて」

「人肌恋しい時はどっちも大して違わないよ。それとも、また俺に抱かれてみるか?抱かれながら そいつの気持ちになってみるのはどうだ?それを知った上でそいつを抱く想像するのもリアリティがあっていいかも知れないぞ」
「え?いや・・・、俺はそういうの無理ですから」


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