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同窓会 SN

第54章 大阪6 翔



こんな小さな事に一喜一憂してしまう俺。
どんだけコイツに惚れてんだろ。

拒否られたらどうしよう、なんて考えて迷ってるのすら きっとコイツにはバレてるに違いない。

俺は、えーい、ままよ、とばかりに和也の肩に両腕を回して後ろからそっと抱き込んだ。

「和也・・・、ごめんな」
「・・・翔が謝ることない。俺が心狭すぎるんだ。過去のことにこだわるなんてカッコ悪いよな」

「そんなことないよ。全く知らん顔されたらそれはそれで淋しいかも・・・。さぁ、もう少しあったまったら身体洗おうぜ、どうもこのユニットバスって苦手なんだよな。今度どっか泊まる時は旅館がいいな。でっかい大浴場があるとこ。」
「お前それ日本語おかしいから。」

「そうか?大浴場のでっかいのだぞ?おかしくないだろ?」
「ふふっ・・・どんだけでかいんだよ、それ・・・」



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