同窓会 SN
第54章 大阪6 翔
そんな馬鹿なことを言い合いながら、お湯を抜きつつ身体を洗い、シャンプーもして、最後にまたお湯を溜めて二人で沈むと、もう1時間近く経っていた。
「あー、もう俺限界」
そう言うなり ザバっと立ち上がり、タオルで身体を拭きながらバスルームのドアを開けさっさと出て行ってしまう。
「あ、こら、お前まだ濡れてるだろ、ちゃんと拭けよー」
「拭いたって」
「嘘つけ、足跡ついてんじゃねーか」
よかった。いつもの俺たちだ。
心配することなかったな。
そう思ったら、また気分が上がって、余計にウキウキした声を出してしまった気がする。