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同窓会 SN

第55章 痕跡1 和也


1-2

その後、俺は自分の正体を明かして、
翔の事も話した。

翔と桑名さん・・・二人の関係を 

どこまで知っているんだろう、
桑名さんの奥さん、栄子さんは
穏やかな表情で聞いてくれ、
俺にも参列するように勧めてくれる。


「どうぞ、内輪だけの会ですから」
「え・・・いえ。僕、こんなナリですし・・・」


こんな格好だという理由だけじゃ無く、
翔が居ないのにこの俺が、なんて。
それなら翔を呼んでやりたい、
こっそり抜け出すような真似をしないで 
やっぱり翔を説得して 二人で来れば良かった


さすがにそこまで甘えるのは 辞めた方がいいだろう、と 参列させてもらうのは辞退して。



「あ・・・、でも、もし可能なら・・・今、少しだけ中に入れてもらっていいですか?」



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