
同窓会 SN
第57章 痕跡3 和也
・・・やめよう
俺は俺でしかないんだから。
きっとこの先何度考えても同じ結論になるだろう。
そしてこのことに「正解」なんてものがあるのかどうかさえ そもそもわからない。
ただ 自分の想いと翔の想いを信じようと思った。
そうだ。
やっと今腹をくくることができたような気がする。
今夜翔に会って、俺の気持ちをきちんと伝えよう。
例え、それを翔が受け入れてくれなくても・・・。
昨日の夜からずっと返信できないままにしてあった翔からのLINEに、やっと今、返事を返す決心がついた。
《 待ってる 》
