テキストサイズ

同窓会 SN

第58章 痕跡4 翔


4-5


俺の上に和也がバサリと倒れ込んでくる。

それをしっかりと受け止めながら 柔らかい髪の中に指を差し込んで耳元で囁いた。


「ありがとう」

和也が驚いたように半身を起こす。


「お、俺の方こそ・・・」


満ち足りた時間、
満ち足りた空間

絶対離したくない存在。


こうやって、俺達 また大切なものを二人で積み上げられたよな?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ