同窓会 SN
第62章 新年4 和也
自分の意志とは関係なく 勝手に腰が揺らめいてしまう。
ブラインドを通しても 日差しの明るさが入り込む部屋の中、
恥ずかしさと少しの後ろめたさみたいなものを感じながらも
俺は自分から翔の上になり、少し開いたその唇に舌を滑り込ませる。
翔がサイドテーブルの上のチューブに手を伸ばす。
「和也、もっと上に来て」
「ん・・あっ・・・」
胸に口づけながら左手で俺の腰を引き寄せ、右手で後ろを探ってくる。
いつも不器用なくせに ホントにこういうことだけは驚く程器用になるんだよな。
クソッ、また俺ばっかり・・・
は、反撃しないと。
今年は俺だって翔のことたくさん悦ばせてやるんだ。