
同窓会 SN
第66章 新年8 和也
ああいう時って 1秒前、いや0.5秒位前に「ヤバイ」っていう予感がするものなのか?
「あれ?」と思うのと同時に、
腰に激痛が走り、俺は文字通り動けなくなってしまった。
立つことも座ることもできない。
それどころか、ものすごく痛いのに 大きな声も出せない。
小さな悲鳴をあげて腰を押さえ 中途半端にヘタリ込んだ俺を見て
翔もすぐ異変に気づき 一瞬で酔いも覚めたように気遣ってくれる。
「お、おい、どうした?」
「・・・やっちゃったみたい・・・」
「って、腰?ぎっくり腰?」
「うー・・・痛い・・・動けない・・・」
「ちょっと待ってろ、とりあえずシャワーで流して出よう」
