テキストサイズ

同窓会 SN

第68章 新年10 和也



翔が俺の耳に入れたくなかった、ということ

俺はそれを知りたいのか?
知ったら、「聞かなきゃよかった」と後悔するんだろうか?


そうかもしれない
だけど・・・


「・・・聞きたい・・・翔の口から」
「わかったよ。じゃあ、風呂行こう。これ以上飲むと面倒になって行きたくなくなるだろ?お前 一人の時はシャワーが多いみたいだけど 腰の為には ちゃんと湯船に浸かってあったまった方がいいんだからな」

「わかってるって。最近はなるべく入るようにしてるよ」
「へぇ~、ホント今日はイイ子だな」

「だから、子供扱いすんなよ、タメのくせに、てかお前の方が下のくせに」


俺の言葉を微笑みながら聞き流す翔。
ホントは俺なんかよりずっと大人だ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ