同窓会 SN
第70章 呟き1 智
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狭い路地を曲がり、石畳を抜ける
途中、あれ、どっちだったっけ・・・なんて迷いながらも坂下に到着
着いてから、そう言えばかずは腰が痛かったんだ、と思い出した
それなのに、走らせちゃったよ
「ごめん、痛かった?」
「ううん、薬飲んでるし大丈夫。智がファンにもみくちゃにされる方が大変だからな」
「よかった・・・焦ってつい走っちゃった」
「だから小声で呼んだのに・・・。それにしても、『大野智、男と手を繋いで走り去る』だなんて 明日のネットニュースで騒がれないといいけどな」
「ははは・・・初めての熱愛スキャンダルが男と逃避行?それは勘弁してほしい」
「だよな・・はは・・・」