同窓会 SN
第6章 10年ぶりのアイツ5 翔
その後、連絡を聞いて 病院に飛んできてくれた和也は、
入院中も 毎日必ず病室に顔を出し、なんだかんだと世話を焼いたり、仕事の報告をしたり、世間話をしたりして
思ったよりずっとたくさんの時間を 俺のそばにいることに費やしてくれた。
煩わしい俺から解放されて もっと自由を楽しむのかも・・・なんて密かに落ち込んでた俺にとって それは嬉しい誤算
不満はただひとつ、病室ではいくら2人きりでもキスまでしか出来ないことだけだ。
早く退院したい。
退院したらあんなことやそんなことを・・・!
ヒマを持て余す俺が考えることと言ったら そんなことばかりだった