同窓会 SN
第77章 桜7 和也
普段は翔が後から俺のマンションへ来ることのほうが多い。
そんな時、「ただいま」と言ってくれる翔の声にもういきなりヤラレル感じだ。
男らしくて甘くてちょっとハスキーな低い声。
上着を脱ぎ ネクタイを緩めてシャツのボタンを2つ3つ開ける仕草に釘付けになるのはいつものこと。絶対物欲しそうな目になってる俺は 無理やり視線を引っペがし、背中を向けて翔の上着をハンガーに掛けてやる。その時目を閉じて そっと翔の匂いを吸い込むのもいつもの癖。
翔・・・俺は翔が知ったらちょっと引くぐらい 翔のことが好きで好きで堪らないよ
明るい部屋で抱かれたりしたら・・・
俺がどんなに蕩けそうな顔をして翔を見つめ、
どんなにイヤラシイ顔をして悦び、嬌声をあげているのか
全部見られてしまう
いつもツンケンして憎まれ口ばかりのこの俺が・・・