
同窓会 SN
第78章 桜8 翔
あっという間に午前中の3時間が過ぎ、昼食は社長が予約してくれた鰻屋へ。
本来 立場的にはこっちが持たなくてはいけない支払いだけど
休日に遠方より足を運んだ、ということで 社長がうな重の大串を奮発してくれた。
これがマジで激ウマ
皮はパリッと香ばしく 身はとろけるほどに柔らかい。
「うんめぇ・・・」
思わず漏らした俺の顔を (お前は何食ってもそう言うんだよな・・・)みたいな表情で チラッと見た和也も
一口食べた途端「ホントだ、旨い!」と満足そうだ。
社長が向こうをむいて 店のご主人と話をしている間に
俺の器に 素早く箸で掬ったご飯と鰻を放り込んできたけど それ以外は完食。
少食のコイツにしては 珍しくよく食べた。
ホントに旨かったんだろうな・・・とおかしくなる。
