七年恋慕
第5章 ロシアンブルー
私は思い切って聞いてみた。
レミ)「ミアはちゃんと龍太郎君に告白したの?」
ミア)「……してない。でも!!龍太郎は…龍太郎は私のことなんてなんとも思ってないんだって言ってたんだよ?」
レミ)「…それでミアは諦めちゃったの?―仮にそうだとしても、それが告白しない理由にでもなるの?」
ミア)「そ…それは…」
レミ)「まだ好きなんでしょ?龍太郎君のこと。じゃあ告白しなきゃ、次に進めないよ!恋は当たって砕けろだよ!!…ミアはまだ当たってもいないじゃん!」
ミア)「……そうだよね、礼美の言う通り私も前に進まなきゃ!」