
好き心少なからず
第9章 想いを込めて~入江希美の場合~
「宇野くん、私のも手伝ってくれる~?」
「あ…うん、いいよ」
気のせいかもしれないけど、ちょっとホッとしたように晴夏ちゃんの所へ行ってしまった。
…いいんだけどね。
ため息をついて、バターを取りに行く。
宇野くんは人もいいし、気さくだし、優しい。
だから人気があるのは当然だよ、ね。
だけど…
バターを切り分けて重さを量りながら思う。
面白くない!!
告白したんだから、私の気持ち知ってるくせに!!
何で他の女子にも同じように優しくしてあげちゃうの!?
だけど…
「あ…うん、いいよ」
気のせいかもしれないけど、ちょっとホッとしたように晴夏ちゃんの所へ行ってしまった。
…いいんだけどね。
ため息をついて、バターを取りに行く。
宇野くんは人もいいし、気さくだし、優しい。
だから人気があるのは当然だよ、ね。
だけど…
バターを切り分けて重さを量りながら思う。
面白くない!!
告白したんだから、私の気持ち知ってるくせに!!
何で他の女子にも同じように優しくしてあげちゃうの!?
だけど…
