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好き心少なからず

第11章 想いを込めて~新田英嗣の場合~

「そうでもない」

口では否定するけど、梶は僕の様子に気付いたみたいで、何も言わず笑っている。

別に、皆の態度にイラついてる訳じゃない。

こんなのはいつもの事だ。

イライラの原因は、多分、あれだ。

チラッと原因を見る。

いつもは下ろしている髪をポニーテールにして、淡い水色のエプロンを着けて…

意外に似合う。

そんな思いを浮かべた自分にもイライラする。

それもこれも全部!

二階堂絢音。あいつのせいだ。

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