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好き心少なからず

第14章 失敗作?~栗原×速水~

やべぇ!!

慌てて拾い上げるけど、しっかりと見られていたみたいで

「それ…今日の?」

聞かれてしまった。

先輩と一緒にいられるのが、神様からのご褒美だと思ったのに。

ご褒美じゃなくて…何だ?尋問か!?拷問か!?

「あ…そう、です」

「上手く出来た?」

う…

先輩を見上げれば、小首を傾げて微笑んでる。

その顔は面白がってるものじゃなくて、邪気のない笑みだった。

「えっと…あ…」

カップケーキなんて簡単に作れるって思ってた。

朝、自慢気に話をして…何て大馬鹿野郎なんだよ!!

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