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好き心少なからず

第15章 お弁当~八神×岸田~

だけど、先生はそんな私を眉を寄せて見て

「やめといた方がいいと思うぞ」

ぐさりと刺さる一言を投げてきた。

「また『一般論』ですか?」

パチン!と音を立てて箸を机に置くと、先生を睨み付けた。

「『教師として』教え子と教員が恋愛するのはいけないから?」

強い口調で問いただすと、先生は顔を歪めて、絞り出すような声を出した。

「それも…ある」

それ…も?

『も』って何!?

「…個人的な意見として、だけど」

先生は眉間にシワを寄せて、苦々しげに告げた。

「松井先生はやめとけ」

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