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好き心少なからず

第15章 お弁当~八神×岸田~

「は!?」

いきなり何を言い出すの!?

何で松井先生!?

理解が追い付かなくて、瞬きを繰り返すしかない私に

「輝穂の気持ちも分かるぞ。松井先生は人気もあるし、好きになるのも仕方ないかもしれない」

頷いて、私の事は分かってると言いたげな顔をしてるけど…

先生は何も分かってない!!

「先生、私、松井先生の事…」

言いかけた言葉を打ち消すように、先生の言葉が被さってきた。

「松井先生には、彼女がいるんだ」

……え。

「そうなんですか!?」

そんな話、初めて聞いた。

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