テキストサイズ

好き心少なからず

第15章 お弁当~八神×岸田~

へぇ…彼女、いるんだ…。

松井先生もいいトシだもんね。

結婚とか考えたりしてるのかな?

「相手って、もしかしてうちの学校の先生?」

「いや、別の仕事の人じゃないかな?」

「ふーん」

なんだ、残念。

ご飯を口に入れて咀嚼していると、先生が私をじっと見ていて…

「ショックか?」

「え?あ…ビックリはしたけど…」

ショックじゃなくて、どっちかって言えば、興味があるって感じ?

彼女、どんな人なのか見てみたかったのにな。

…って言うか…

「それよりも」

箸を置くと立ち上がって、身を乗り出して先生を見つめ返した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ